『最高の体調』を読んで、今、漠然と感じている不安の正体を考察する

life 書籍紹介


今回は書籍紹介に加えて、本書そこから得た考察を残したいと思います。

 

目次
『最高の体調』の概要
「漠然とした不安」の正体について考える
「漠然とした不安」とどう向き合うか

 

『最高の体調』の概要

 

今回紹介するのは、2018年に出版された鈴木裕著の『最高の体調』です。

 

本書は日々の不調や不満を、「文明病」の観点から科学的な解決策を実践して解消し、その人自身の最大のパフォーマンスを引き出すことを目的とした本です。

 

今、我々が抱えている、あるいは感じている不調や不安の大半は「文明病」が原因だといい、

 

「文明病」とは、近代社会の変化によって、引き起こされる、現代に特有の病気や症状を意味するとしています。

 

  • 「文明病」は「炎症」と「不安」の2つの要素から引き起こされる。
  • 「炎症」を解決するために「腸」「環境」「ストレス」を修正する。
  • 「不安」を解決するために「価値」「死」「遊び」の3点から心理的に回避する。

 

本書では、上記でカッコ付けした9つの項目で構成されています。

 

個々のテーマが多種多様なので、読んでいるとなんのこっちゃと感じたので、この構成を頭に入れてながら読んだ方が良いでしょう。

 

僕自身、この記事を書くために振り返って、この本はこういう構成だったのか、とハッとしました。一応冒頭で、本書の構成は説明されていますが、読んでいくうちに忘れてしまいますよね。

 

「腸」「環境」「ストレス」「価値」「死」「遊び」それぞれで、「炎症」「不安」を解決するための実践ガイドが提示されているので、1つでも自身に合う方法が見つけられれば儲けものだと思って読んでみましょう。

 

僕の場合、「腸」の項目で提示されていた腸内細菌をもてなすために発酵食品を摂るというのが気に入りました。

「漠然とした不安」の正体について考える

 

本題です。本書の「不安」の項目で次のような文章がありました。

 

人類に備わった「不安」は、あくまで目の前に迫った危険への対策をうながすためのシステムです。先の例のように、今の瞬間よりも時間軸が未来にある危険に対しては、そもそもプログラムが対応していません。(中略)芥川龍之介を死に追いやった「ぼんやりとした不安」は、人体のプログラムエラーが生み出した副作用でもあります。

 

前の文脈がないのでわかりにくいかもなので補足すると、狩猟民族だった頃の人類は目の前に迫った危険や今日の食事をどうにかすることを考えればよかったけど、

 

農耕民族になってからは、種まきから収穫まで1年先のことを考えるようになり、現代では今よりずっと先の未来のことまで思い描くようになりました。

 

狩猟民族の頃に培った、今の瞬間に対応するための「不安」というシステムが、遠い未来に対する危険に対応できないがために、「ぼんやりとした不安」という感覚を抱いているということなのです。

 

僕自身、何とも言えぬ「漠然とした不安」をここ最近ずっと感じています。
※「ぼんやりとした不安」を言い換えさせていただきました。

 

おそらく「自分の人生をどういう風にしたいのかわかっていない」からだと思います。

 

学生時代は大学卒業後の就職に向かって、目の前のテスト勉強を疑いもせずやっていればよかった=今に集中しればよかったので不安を感じることはほとんどありませんでした。

 

ところが学生という身分を卒業して社会人になると、そこから先は、テスト勉強のような明確なゴールもルートもありません。

 

仕事で成功したいとか、素敵な人と結婚して二人で暮らしたいとか、ありとあらゆる人生の選択肢があるけど、どれを選べばいいか決めかねているし、そもそもわかっていない。

 

学生の時は、目の前に見える一つひとつに島に向かって順番に船を漕いでいればよかったけど、社会人になったら目的の島の位置も方角もわからないまま大海原に放り出されたイメージです。

 

だから「漠然とした不安」を感じているのだと思います。

 

「漠然とした不安」とどう向き合うか

 

ありがちですが、ある程度先の未来から逆算した自分なりのゴールを作るか、今、夢中になれるなにかを見つける必要があると思いました。

 

僕の場合、今はこのブログの運営の他にプログラミングの勉強をしていて、転職を視野に入れています。

 

正直、転職が成功するのか不安ですし、仮に転職に成功したとしても人生が好転するのかわからないです。

 

そもそも今の職場でぬくぬくやっていく生活を捨てることにも不安を感じています。

 

転職か、現状維持か、どちらがより良い選択なのか分かりませんが、今、自分が集中すると決めた目の前のことに向き合っていくつもりです。

 

みなさんには今の瞬間に夢中になれるなにかはありますか?

 

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