時間を区切って集中力ボーナスを獲得しよう『神・時間術』
(mohamed HassanによるPixabayからの画像)
やまだゆう(@yamaday0u)です。
今回は書籍紹介シリーズの『神・時間術』の第1回です。
以前何回かにかけて紹介した『学びを結果に変えるアウトプット大全』と同じく、樺沢紫苑さんの著書です。
仕事に関して非常に有益な情報がありましたので、何回かに分けて紹介していきます。
アウトプット大全の記事はこちら。
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制限時間仕事術のススメ
本書では、制限時間仕事術と題して、制限時間を設けて仕事に取り組むことを勧めています。
制限時間、期限を設けることで人は追い込まれた状態になり、脳内でノルアドレナリンが分泌されます。
ノルアドレナリンには、集中力を高め、学習能力を高め、脳を研ぎ澄ます効果があり、結果として、脳は最高のパフォーマンスを発揮します。
学生時代の夏休みの宿題を最終日に追い込んで、なんとか登校日に間に合わせることができたという人も多いと思いますが、これも上記のノルアドレナリンのおかげだったということです。
時間を区切ることによって集中力を2回アップできる
以前、本書の感想でこんなツイートをしました。
→ 程度にもよると思うけど、
45分で時間を区切ると2回集中力が高まるポイントがあって、
15分×3回で時間を区切ると合計で6回集中力が高まるポイントが出てくる。
仕事にもプライベートにも大いに活かせそう💡#神時間術
— やまだゆう@公務員からエンジニア転職を目指す (@yamaday0u) January 13, 2021
本書では以下のとおり、時間を区切ることで集中力がアップするタイミングが2回あると紹介しています。
作業を開始した最初の効率の高い状態を「初頭努力」。作業終了間際の頑張りを「終末努力」といいます。つまり、時間を決めて作業を行う場合、作業の最初と、終了間際の2回集中力が高まるのです。45分の仕事を15分、3回に区切って制限時間を設けると、15分のそれぞれで「初頭努力」と「終末努力」の集中力アップ効果が合計6回得られます。これを45分、ダラダラとしてしまうと、最初と最後の2回しか集中力が高まりません。(『神・時間術』より引用)
これって知るだけでかなりおいしい情報だと思います。
なんとなく1時間単位とかで組んでしまうスケジュールを、「ここからここまでの○分間はこれをやろう」と、細かく設定することで、格段に仕事の効率が上がってしまうんです。
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集中力ボーナスを獲得しよう
「時間を区切ることで集中力がアップするタイミングが2回得られる」ことを、個人的に「集中力ボーナス」と名付けてみました。
時間を区切るだけで、仕事の効率性を上げられる集中力を2回も得られるのですから、ボーナス(賞与)といっても過言ではないと思います。
ぼくの場合、この話を知ってから仕事のやり方が大きく変わりました。
以前の仕事のやり方はこんな感じでした。
- 昨日までに手元に残った仕事をやりやすい順、締め切りが近い順から取り組む
- 今日入ってきた仕事はすぐに終わらせられそうなものを先に取り組む
- メールチェックは30分に1回くらいの頻度で行い、新たな仕事がきていないか確認
2と3のせいで集中できず、行き当たりばったりの仕事をしていました。
正直、仕事に自分をコントロールされている感じでした。
今では、仕事のやり方にこんな風に変えました。
- 昨日までに手元に残った仕事をリスト化し、何を何時から何分間やるのか決める(ToDoリスト)
- 今日入ってきた仕事のうち、相手を待たせてしまうような仕事だけ先に取り組む
- メールチェックするタイミングをあらかじめ1日4回に決めて、それ以外は原則見ない
1で「何を何時から何分間やるのか決める」おかげで、次は何をやろうかと悩む時間がなくなり、それぞれの仕事に制限時間を設けていることで、集中力ボーナスを獲得し、効率的に事務処理できるようになりました。
何より、自分が仕事をコントロールしている実感があって、非常に楽しいです。
まずはToDoリストを作ろう
効率的な仕事のやり方を模索している方にはまずこれをやってほしいです。
ただし、ToDoリストに今日やることを書くだけではなく、以下のことに注意してリストを作ること。
- 紙に書く
- いつやるか(始める時間と終わりの時間)
- どこまでやるか(今日のその仕事のゴール)
紙にリストを書くことで、仕事が終わるたびにリストに赤線を引いたりすることができます。
ちょっとしたゲーム感覚になり、達成感が得られ、気持ちも上がってきます。
さらに、スマホやPCなどのメモに入力することと比べて実際に書くことで、その仕事をやるんだということが脳に強く印象付けることができます。
始める時間と終わりの時間を明確にしていつやるかを決めることで、制限時間仕事術の実践になります。
その仕事を今日どこまでやるかのゴールを明確に決めることで、1日では終わらない規模の大きな仕事に対しても制限時間仕事術を実践することができますし、漠然と残業してしまうことも防げます。
制限時間仕事術で集中力ボーナスを獲得して、仕事の効率をガンガン上げていきましょう!
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