【要約】物事はシンプルに考える方がうまくいく『「捨てる」思考法 結果を出す81の教え / 出口治明』
こんにちは、yamaday0uです。
今回は出口治明さんの『「捨てる」思考法 結果を出す81の教え』という著書を紹介します。
出口治明さんのことは大学生の頃に『人生を面白くする 本物の教養』という本で知り、たいへん感銘を受けたことからずっと尊敬している方です。
面白いと思った考えをなぜ面白いと思ったかとセットでいくつか紹介します。
本記事で紹介する内容
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スピード重視で的確に「見切る」と、仕事の評価がアップする
出口さんは「仕事はある程度で捨てること」
つまり「見切る力を養う」ことが大切と主張しています。
製造業が主力だった昭和の頃は、
時間をかければ成果がどんどん上がるという考えは正しかったでしょう。
しかし今となってはITと土台としたサービス業がメインとなりました。
サービス業が中心の世界では、時間をかければ質がその分上がるわけではありません。
今仕事でやっている作業は成果にどのくらいつながることなのか、
シンプルに考えれば自然と見切る力は養われていくでしょう。
年齢で人のことを語るのはあまり良くないことですが、昭和の時代を過ごして70歳を過ぎている出口さんが「見切る力」を大事にされているのはすごいことだなと思うわけです。
健康法を捨てて、美味しいものを食べてよく寝る
出口さんは健康法について以下のような考えを持っています。
「70歳を過ぎても現役で働き続けるための健康法を教えてください」と聞かれることがありますが、僕がお勧めしたいのは、むしろ健康法を捨てることです。言うまでもなく人間は動物ですから、本能に従って生きるのが一番です。お腹が空いたらご飯を食べ、眠くなったら寝る。そんな生活を70年余り続けています(以下略)
ぼくは現代人の考え方に疑問を感じるようになっていて、いかに長時間生産的に活動するかという考えに傾きすぎているのではないかと思っています。
たとえば、身体の不調が出たら薬を飲んだり、多少体調が悪いくらいでも出社したりしますよね。
動物的に考えればシンプルに寝て休んで回復に努めるのが自然でしょう。
薬などで無理やり回復させてばかりいては、そのうち限界が来ると思うのです。
動物としての基本を大事にする出口さんの考え方は、まさしくぼくが言語化したかったあるべき姿を表してくれました。
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計画通りの人生を捨てて、川の流れに身を任せる人生を選ぶ
ぼくは最近、「予定」というものに嫌気が指してきて、
予定された人生に疑問を持つようになりました。
以前は、自分の予定したとおりに日々を進めることがゲームをクリアしていくみたいで充実感をと得ていたこともあります。
でも予定とおりに進めるばかりだとつまらないなぁと思うようになりました。
どうしてかというと、予定のために自分が存在するかのように感じるからです。
きっかけとしては、今年は仕事でもプライベートでも予定・計画にあふれてとても忙しかったことで、
それらをこなすために日々の中でふとそういう感覚になりました。
出口さんは本書の中で川の流れに身を任せる考えに大いに賛同されていました。
「ともかく目的意識を持って生きようなどという考えはつまらない(中略)ただ何もしないで流されっ放しというのではなく、その都度自分に要請されていることを、こういうことしなければいけないのかなと思いつつ生きていくことだと思います」まったくその通り、川の流れに身を任せるのが人生だ。
バランスの問題ですが予定のためばかりではなく、今の自分を大事にしていきたいですね。
最後に
今回紹介した本に加え、過去に読んで特に感銘を受けた出口さんの著書のリンクを掲載します。
『働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義』は、
お金についてこれから勉強してみたいという方にオススメできる、易しい説明で書かれている書籍です。
『人生を面白くする 本物の教養』は、
選挙で誰に・どの政党に投票すればいいのかの決め方や「数字・ファクト・ロジック」で考えるなど、
これから大学生の方や社会人1〜2年目くらいの方にっ発見の多い書籍です。
トップ画像:fancycrave1によるPixabayからの画像
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