書籍紹介:ファクトフルネス
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
1年ほど前に話題になった本。
事実に基づいて正しく世界を見る方法を説いています。
本書では人間には以下の10の本能があり、正しく世界を見るのを妨げていると言います。
1.分断本能
2.ネガティブ本能
3.直線本能
4.恐怖本能
5.過大視本能
6.パターン化本能
7.宿命本能
8.単純化本能
9.犯人探し本能
10.焦り本能
2番目のネガティブ本能が分かりやすいので取り上げます。
毎年凶悪な事件や悲惨な事故がメディアで流れますが、犯罪認知件数や事故の発生件数の推移を見ていくと、確実に数は減少しており、世界はポジティブな方へ進歩しています。
凶悪な事件や悲惨な事故が起きてしまったのは間違いなく悲しいことですが、メディアで流されるこうしたニュースの印象だけで「世の中は悪くなっている」と思い込むのは早とちりです。
メディアは視聴率や反応が得られやすいネガティブなニュースを取り上げるからです。
また今後のビジネスで中心になるのが、所得レベル1〜3から上がってくるアジア・アフリカであるなど、事実に基づいたビジネスチャンスの話があるのもおすすめポイントです。
本書の中で紹介されているドル・ストリートへのリンクを貼っておきます。
https://www.gapminder.org/dollar-street/matrix
2020/3/23読了
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