【ネタバレ注意】映画『TENET』で学んだ人生に活きる考え方”What”
こんにちは、やまだゆうです。
今回は『TENET』という映画から学んだことがテーマです。
トップの画像は公式ページから拝借しました。
この記事の内容
映画のネタバレがあるので、読まれる方は予めご了承ください!
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『TENET』で感銘を受けた!
先日、以下のツイートをしました。
昨年9月に公開されてトータルで3回観た #テネット #TENET ですごく好きなセリフ。
“what’s happened, happened.(起きてしまったことは仕方がない)”
映画での文脈とはまた違うんだけど、
過去に捉われず、今、これからのために何をするかって視点に立たせてくれる。
人生の支えになりそう。
— やまだゆう@公務員からエンジニア転職を目指す (@yamaday0u) January 18, 2021
今回は2020年9月に公開されたこの『TENET』について語ります。
あらすじ
何年先かはわからない未来人から送られてきた、世界全体の時間の流れを順行から逆行に変換するアルゴリズムと呼ばれる装置を起動させないために主人公たちが奔走します。
アルゴリズムが起動されると、未来から遡って現在にいる主人公たちの時間軸が滅亡してしまうので、絶対に阻止しないといけません!
映画の中では、中を通ることで通った人の時間の流れを逆行させる装置が存在し、敵味方問わず時間を順行したり逆行したりしながら戦います。
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【ここが面白い!】映画の設定について
この映画の設定でぼくが面白いと思ったところが2つあります。
- 時間の遡り方
- パラレルワールドは存在しない
時間の遡り方
時間を遡るためには、遡りたい時間まで同じ長さの時間を経る必要があります。
進んできた道をUターンするイメージで、3日前に戻りたいなら3日分の時間経過を待たなければいけません。
ドラえもんのタイムマシーンのように、ある時間軸にぽんっと遡れるわけでないのです。
パラレルワールドは存在しない
TENETの世界では順行も逆行も合わせて一つの世界線のみ存在します。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『アベンジャーズ』でも語られていたような、枝分かれした世界(=パラレルワールド)がいくつも存在するという世界観ではないのです。
映画の最初と最後のシーンが同時刻
映画の中で、アルゴリズムを巡った最終決戦のシーンがあります。
実はこのシーンは映画冒頭のオペラ劇場のシーンと同じ時間軸で、劇中で主人公はこの時点よりもずっと後の時間軸まで進むことができています。
文章だけではわかりにくいですが、劇中のあるシーンを境に、最終決戦のために映画冒頭のオペラ劇場と同じ時間軸まで逆行していきます。
最終決戦よりも後の時間軸まで主人公が進むことができている時点で、主人公が最終決戦に勝つことが確定しているのですが、それでも彼は世界を救うために必死に戦うことをしなければならないのです。
パラレルワールドが存在する世界観では、勝利することを知った主人公が戦いに手を抜いて、結果負けてしまうという世界線も存在することもありえますが、『TENET』ではそれはありません。
これを読んだだけでもめちゃくちゃ面白そうな映画だと思いませんか?この映画が好きすぎてPrime Videoで購入して何回も観てます笑
興味が持った方はぜひ観てみてほしいです!
『TENET』から学んだこと
このセリフにグッときた
映画の中でダントツでグッときたセリフがあります。
主人公たちが世界を救った後に、最終決戦中の主人公を守るためにこれから逆行しにいこうとする(=確実に死ぬことがわかっていて行く)相棒であるニールが、「他の結末はなかったのか」と主人公に尋ねられた時のセリフです。
“What’s happened, happened.
Which is an expression of fate in the mechanics of the world.
It’s not an excuse to do nothing.”起きたことは仕方ない。
この世界の理だが何もしない理由にはならない。
胸を奥がキュッとくるような感覚に襲われました。
世界を救った後に逆行して自分が死ぬという結末がわかっていても、主人公を守り世界を救うために行動するという信念と友情に胸を打たれました。
このセリフから学んだこと

一度起きてしまったことを「どうしてだ(”Why”)」と必要以上に後悔するのではなく、「これからどうするのか(”What”)」を考えていくことです。
ニールはすでに、これから逆行して自らの命を犠牲にすることで世界が救われることを知っています。
つまり、世界が救われた歴史・世界線が完成している以上、彼はこれから逆行して自分の命を犠牲にするという行動を取るほかないのです。(パラレルワールドが存在しない一つの世界線なので、彼がそれを拒んで別の行動をするという事象は起こりようがない)
彼はそれを、運命(”fate”)ではなく、現実(”reality”)と呼んでいました。
この話に比べるとスケールは小さくなりますが、この「現実」という見方で、”Why”ではなく”What”に重きを置いた生き方をしていきたいと強く思いました。
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さいごに:おすすめ動画
ここまで語ってきたように『TENET』がめちゃくちゃ好きです。
Prime Videoで公開されているのでぜひ観てください。字幕版がおすすめです!
解説動画も観よう
演出や脚本からストーリーを理解するのがかなり難しい映画です。
たてはまさんという方が優れた解説動画をYouTubeで何本も上げているので、映画に対する理解を深めたいという方はぜひ観てみてください!
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